S.H.さんの写真

プロセス技術開発

S.H.

プロセス技術本部 製造技術部 第二グループ

2021年入社

工芸科学研究科 材料創製化学専攻卒

#技術系 #新卒 #材料・化学系学科専攻

私が気づいた
特殊ガラスの面白さ

入社前はガラスというと透明で硬く、割れるものというイメージでした。しかし特殊ガラスの溶融・成形・加工のプロセスを目の当たりにして、今までのガラスのイメージが一変。繊維状に成形するとプラスチックを強化するガラス繊維になり、ボールや板状に成形すると高性能なレンズになる。特殊ガラスの「何にでもなれる」ところに面白さを感じます。

日本電気硝子への入社理由

学生時代にセラミックを研究していたため、窯業系や金属系のメーカーを中心に就職活動を進めていました。その際にNEGの存在を知り、関西を拠点としてグローバルに活躍している点や、取り扱っている企業が日本でも少ない特殊ガラスの開発・製造を行っているユニークさに興味を持ちました。
一番の決め手は、同じ大学出身の先輩たちに話を聞いた際、皆さんの表情がとても良かったこと。どのOBも「若手のうちから業務の裁量が大きく、のびのびと働くことができる」という魅力を語り、「ここなら安心して長く働き続けられるだろう」と感じました。学生時代の研究分野とも近く、総合的に見て最終選考まで進んだ複数の企業のなかで最も自分にマッチしていると思ったのがNEGでした。

インタビューイメージ

現在の仕事内容

プロセス技術本部・製造技術部では、ガラスの溶融や成形を行う設備の設計や施工管理を担っています。そのなかで私は新しい製造プロセスをテストするための開発炉を担当するチームに所属。例えば、新たな特殊ガラスを製造するための炉や、設備の寿命を延ばすテストを行う炉など、さまざまな開発炉のプロジェクトに関わっています。具体的な流れとしては、まずイメージ図を描いて仕様を決め、仕様を基に図面を作成し、組み立て工事、立ち上げサポートまでトータルに実施。実際に設備が完成し、動き出した時は大きな達成感を味わうことができます。しかし開発炉の場合、これで終わりではありません。稼働した設備を解体し、調査・分析することも大事な仕事。解体してみなければわからないことも多く、トライ&エラーを繰り返しながら実炉に展開することを目指します。
学生時代は化学系の学科だったため、製図や設計についてはゼロから学ぶ必要がありましたが、上司や先輩に聞いたり勉強会に参加したりして、成長を実感できるのも魅力です。

インタビューイメージ
インタビューイメージ

今後の目標

次の4月から開発炉ではなく、実炉の生産設備担当に異動することが決定。NEGでは多種多様な製品を製造しているため、それに合わせて設備もさまざまなものがあります。私はまだ入社4年目なので知らない知識や技術も多いですが、積極的に学び、仕事に取り組むことで一流のエンジニアを目指していきたいと考えています。
現在、NEGではカーボンニュートラルを実現するため、電気だけでガラスを溶かす設備の開発・導入を進めているところ。このタイプの設備は地球環境にやさしいだけでなく、生産効率が良いというメリットもあり、“未来の設備”として非常にワクワクしています。私はガラスを溶かす設備を担当しているので、設備の開発を通じてカーボンニュートラルという社会テーマの解決にも貢献できれば嬉しいです。

若手でも手を挙げればチャレンジすることができ、海外に行くチャンスも多いところが魅力。私は最近、部材の立ち合い検査をするためオーストリアに行きました。また海外の展示会やセミナーに参加する機会も多いことから、社内で若手向けの英会話研修プログラムも用意されています。地元の関西で働きながらグローバルに活躍できる点に、大きなやりがいを感じます。

カフェ巡りが趣味なので、休日は関西を中心にいろんなカフェへ出かけています。時には豆を取り寄せて自宅でコーヒーを淹れることも。また音楽フェスやライブも好きで、フレックス制度や有休を利用して平日に楽しむこともあります。

プライベートイメージ