日本電気硝子を知る
日本電気硝子を8つのキーワードでご紹介します。
当社の特殊ガラスを生み出す創造力は、材料分野だけではありません。実は、溶融から加工にいたるほぼすべての設備が自社設計。特殊ガラスの分野で、市場のニーズをつかんだオンリーワン製品を創出し続けられるのは、培われたオリジナル技術が設備にも詰まっているからです。素材メーカーといえば化学系エンジニアが思い浮かぶでしょう。ですが、日本電気硝子では機械・電気・電子・情報などのエンジニアにもチャンスあり。あなたのアイデアを幅広いモノづくりに活かしてください。
日本電気硝子は、モノづくりの基本は現場にある、という想いを大切にしています。そのため、当社では入社後、事務系・技術系に関係なく一定期間、交替勤務現場実習を行っています。製造現場において「製造業が現場で働く人たちによって支えられていること」や「ラインで働く人々の知恵と工夫の蓄積がモノづくりの革新に寄与していること」、そして「モノづくりの最前線」を肌で実感する。その後のどの仕事にも活きてくる経験です。
素材とプロセスの融合、プロセス開発による新たな製品の創出――。当社は、「Process&Product」をコンセプトに、70年にわたってガラスの幅広い技術を育み、数多くの高機能なガラス製品を生み出してきました。最先端の基盤技術(材料設計、プロセス技術、評価技術)と、生産設備の中に蓄積してきた独自のノウハウこそが、日本電気硝子のモノづくりの強み。さらに、プロセス技術と製品開発の統合的な進化をめざして、研究開発への投資や知的財産基盤の強化に取り組んでいます。
ガラスは材料設計とプロセス技術次第で多様な特性や形状を実現できる、まさに無限の可能性を持つ優れた素材。だからこそガラスは古代から人の生活を様々な形で彩ってきました。宝飾品や食器として珍重されるところから始まったガラスが、今では情報通信や医療、インフラ、エネルギーといった、多様な分野の最先端で活躍していること。私たちはガラスという素材が秘めている可能性を追求し、社会の新しいニーズに応える製品を実現することで、よりよい未来を切り拓いていきます。
1980年代に初めてアメリカでブラウン管用ガラスの合弁事業を開始して以来、積極的に海外展開を進め、世界有数のブラウン管用ガラスメーカーへと成長。さらに液晶ディスプレイ(FPD)が登場すると、アジア圏を中心に溶融・成形拠点、加工拠点の設立を加速させました。そして、2016年からはM&Aによってイギリス・オランダ・アメリカなど欧米圏にも事業を展開し、現在は15の海外拠点で製造・販売を行っています。活躍のフィールドは、全世界に広がっています。
日本電気硝子では、若手から大きな仕事を任せます。高い目標に対して、諦めない心で挑戦していくことが、その人自身をさらに成長させると考えています。だからこそ、失敗にも寛容なのが日本電気硝子の特長。失敗を恐れず、試行錯誤しながらチャレンジしていく社風が、世界トップクラスの特殊ガラスメーカーへの成長を可能にしました。これからも、さらに先の未来を目指して、挑戦を続けていきます。
1949年、たった1基の窯での手吹きによる真空管用ガラス製造を始めた日本電気硝子。わずか10年後には、国内最大の管ガラスメーカーへと急成長を果たします。その後も高い技術を育み、時代の求める製品を送り出すことで、今日では、特殊ガラスの分野で世界有数の企業になりました。現在、日本電気硝子のガラスは世界の暮らしの中の様々なあたりまえを、高いシェアで支えています。さらに私たちは、人材、技術、モノづくりにおいて世界一を目指して、歩みを進めています。